古来、大麻は日本人の生活に
密接に結びついていました。

縄文土器の縄は大麻と言われています。

丈夫な繊維は衣服のほか、
漁の網や蚊帳の材料、和紙の材料に。

赤ちゃんの臍の緒を麻糸で切り
「麻のように大きく育つように」と
赤ちゃんを麻の葉模様のおくるみで包んでいました。

麻の実は食用や薬用として。

はたまた、
穢れを祓う”神聖な植物”として古事記にも登場し
神様の依代として、神社の御神体や大幣、注連縄、
鈴緒、巫女の髪結い紐など
特別な神具としても用いられています。

日常生活からご神事まで
日本人と共に密接に過ごしてきた大麻。

自然と人を繋ぐ大麻。

大麻を観て、触れて、感じることで、
古代から自然と共に生きてきた
日本の伝統文化、精神性を思い出す。

PICK UP
作品一覧

2本に分かれた精麻を
一目一目命を吹き込みながら
1本の紐に結んでいく。

祓い、ねじり、結び納め、ひき撫でる

精麻の紐結いは
陰陽を真釣り合わせる動の瞑想。